カルタグラ(CARTAGRA)とは“魂の苦悩”の意。
十六世紀、イギリスの学者であり政治家であったレギナルド・スコットが「煉獄」の代わりに使用した言葉。
この言葉自体は彼の造語であり、付け加えるならば、彼は魔女や悪魔の存在を否定した人で、そういったものは人の虚言や妄想によった幻想であり、なおかつ受け手側の集団的偏執や精神混乱であるとした。
彼はのちに、魔女の力と悪魔の実在を整然と否定する英語での書物、『妖術の暴露』を著した。
ちょっとパソコンの調子が悪いので、あまり長々としたメモはできそうにないです。申し訳ない。
そもそも煉獄とは何かというと、ダンテが著した「神曲」に出てくる、言わば地獄と天国の間にある、贖罪の地です。死者の魂はここで生前の罪を悔い改め、清めてから天国へ向かうことになるのです。
神曲については書きません。書き始めると絶対長くなるのが丸わかりです。ついでに自分は地獄篇が一番好きです。煉獄篇は地獄篇と比べて食材をテーマにしているので結構明るめですが、もともと自分の思考がそう明るくないのか、地獄篇の方が親しみやすかったりします。
……と、新曲の話はとめどないので切ります。
カルタグラという言葉にはセンスを感じます。が、自分は魔女も悪魔も幻想の世界の住人だとは思っていますが、その考えが精神薄弱に結びつくのは納得できないので、この思考には賛成できません。
人間って弱い生き物だもの。現実から乖離して妄想の世界へ浸かったっていいじゃない。
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